起業家の為の魅力的なブログタイトルの付け方【6つの起業家タイプ別診断】

「ブログのタイトルを変えたい」だけど、しっくりくる
タイトルが思いつかない…。
「ファンを増やしたい」「お客様候補に出会いたい」起業家がブログのタイトルを決めるときに必要なポイントを、起業タイプ別に解説します。

 
 

ブログタイトルはあなたの看板です

ブログのタイトルを変えたいのになかなか変えられない。それは、あなたがブログのタイトルの影響力の大きさを感じているから、「簡単には変えられない」と思っているのではないでしょうか。
Webであなたを専門家としてブランディングし、集客の仕組み化を行う場合、ブログはあなたのお店のようなもの。そしてタイトルは、「看板」です。タイトルは、あなたの持つ技術やコンテンツの価値、理想のお客様、口コミやシェアでの拡散率、成約率など、ビジネスの大きさと広がりを決める重要なものなのです。

 

まずはゴールとコンセプトを決めよう

ゴールが決まると、方向性が見えてきます。まずは、あなたのビジネスにとっての、ブログのゴールを決めましょう。
ゴールとは、
・商品を購入してもらいたい
・問い合わせをしてもらいたい
・メルマガに登録してもらいたい
・ブランディングをしたい
といった、お客様にとってもらいたい「行動」や、お客様に与えたい「影響」です。

 

ブログ=コンテンツメディアの時代

現代は、「物(モノ)」ではなく、自分の未来をよくするための「事(コト)」や、「自己投資となる情報」を買う時代と言われています。カタログやパンフレットのようなホームページだけでは商品が売れないため、物を手に入れた先にある「事(コト)や「自己投資となる情報」の発信が、ライバルと差別化するためのいちばん重要なポイントです。

つまり、理想のお客様が、あなたのコンテンツを読むことで、未来がよい方向へ好転していく。その価値がある「オリジナル性のある、質の高いコンテンツ」をブログで発信していくこと、そしてコンテンツを入り口に、設定したゴールまでの導線をしっかり設計していくことが必要。
そしてそのコンテンツの質を一目で印象付けるものが、ブログタイトルなのです。

 

ブログのゴールとブログタイトルの関係

コンテンツメディアとしてのブログに求められるゴールは、商品やサービスの成約よりも、
・理想のお客様候補からの多くのアクセスを集めること(検索流入、SNSからの流入、リピート訪問)
と、
・理想のお客様候補とつながりつづけること(メルマガ登録など)
です。つまり、「このブログを読んでみたい」「このブログとつながりつづけたい」と
思わせるタイトルにすることが必要です。

 

6つの起業家タイプ別ブログタイトルのつけ方

一言で「個人起業家」と言っても、いろいろなタイプがいて、タイプにより活躍の方向性が変わります。「○○さんがこの方法で活躍しているから、私もそうしなければ」とモデリングするのはとてもいいことなのですが、タイプが違うのに真似をしても、自分が苦しくなるだけ。継続できないので活躍につながらない、ということがあるので気をつけましょう。

起業家にはいくつかの活躍タイプがあります
1:タレントタイプ
2:ライフクリエイタータイプ
3:メソッド普及タイプ
4:職人タイプ
5:商品販売タイプ
6:地域密着タイプ

もちろんさらに細かい分類はありますが、現在活躍している起業家を見ると、大きくはこの6つに分類できるように思います。

タレントタイプ

カリスマ性があり、「自分が商品」という色が強い人。自分の個性を自分自身がわかっていて、個性的な見せ方を直感的にできる人。考えや言葉づかいに独自性があり、自分の考えを伝えることに躊躇がない人です。

このタイプの人は、シンプルに『○○○○オフィシャルサイト』と、名前を看板にすることをお勧めします。

もしくは、テレビやラジオの冠番組のようなタイトルにします。冠番組とは、番組名に出演者や広告主(スポンサー)独自の名称(愛称)を持つ番組のこと。解散してしまいましたが、『SMAP×SMAP』や、『スマステーション』などは、SMAPの冠番組ですね。
ラジオでいうと、『安住紳一郎の日曜天国』『伊集院光 深夜の馬鹿力』みたいな。ただ、冠番組のようなタイトルをつけるには、かなりのセンスが必要なので、変に凝ったタイトルにすると、逆にせっかくのカリスマ性が薄まりかねません。(笑)
ですので、いいものが思いつかなければ、基本的にはシンプルに、『○○○○オフィシャルサイト』とすることをおすすめします。

個人起業家の有名どころで言えば、
『Keiko的、占星術な日々』なども、タレントタイプのシンプルで秀逸なタイトルだと思います。

 

ライフクリエイタータイプ

ライフクリエイタータイプの起業家は、まさに今時代に求められ、発芽・萌芽しているという感じがします。というより、本当は「ライフクリエイション(人生を創造すること)」を伝えたかった人が、長年技術や理論を切り口として伝えつづけて苦しくなり、ライフクリエイターとしての打ち出し方、生き方をすると決心し、ブログタイトルを変えたくなる。のがこの数年のようです。

このタイプの人は、いわゆる機能的で具象度が高いブログタイトルではなく、人生の根本をゆさぶり動かすような、言葉としては抽象度が高いキーワードを入れることをおすすめします。

個人起業家の有名どころで言えば
コーチングのワタナベ薫さん『美人になる方法』
大御所ですが、佐伯チズさん『美肌革命』など。

 

メソッド普及タイプ

美容家やパーソナルトレーナー、食事指導者、料理研究家、教育、仕事術など、特定の理論や技術で差別化するのがこのタイプの人たち。いわゆる「美容法」「ダイエット法」や「運動法」「教育法」など、「○○法」「○○術」で自分の技術を語れる人に向いています。

『造顔マッサージ』田中宥久子さん
『ロングブレスダイエット』美木 良介さん 
『やせるおかず作りおき』柳澤 英子さん
『開脚ベターっ』Eikoさん
『LIFE SHIFT』リンダ グラットン、 アンドリュー スコット
などが本では有名ですね。個人起業家の場合も、自分のメソッドの独自性を一言で表し、記憶に残り、口コミされやすいメソッド名をつけて、ブログタイトルに入れるのをおすすめします。

このタイプの場合は、どちらかというと、「何がどうなる」ことがイメージしやすい、機能的で具象度が高いブログタイトルをつけることをおすすめします。

 

職人タイプ

ものづくり系の方に多いのが、このタイプ。自分自身や理論よりも、作り上げた作品や、その製作工程に価値がある人たちです。ポイントは、とにかく「作品」にフォーカスすること。物の価値が伝わることに徹したブログタイトルを付けます。また、あなた自身のことは物の価値を高めるための製作者という位置付けで打ち出していきます。

例)
『土屋鞄のランドセル』土屋鞄
など。ブログタイトルはそのまま、『ランドセル職人が手作りする、 土屋鞄のランドセル』。

 

商品販売タイプ

その名の通り、ある特定の商品を売るビジネスタイプの場合です。
この場合、商品名やサービス名を直接タイトルに入れましょう。「指名買い」に対応する為です。そして、商品名だけでなく、あと1つか2つ、検索エンジンからの流入を見込みたい、お悩みワードを入れます。
例)生理痛がつらい女性のための○○漢方茶
  夏の日焼けダメージ肌が15秒で蘇る瞬間美白○○マスク
など。

 

地域密着タイプ

・地域密着タイプとは、サロンやオフィスを特定の場所に構え、周辺エリアの方がメインの顧客対象になるタイプのビジネスの場合です。
例)エステティックサロン、歯医者、士業など
この場合、『地域+業種+店名』でブログタイトルを作成すると、検索で見つけてもらいやすくなるでしょう。
例)神楽坂の骨盤矯正整体院 らくらくこつばん院
  横浜の歯科医 やさしいはいしゃさん
  練馬で開業したい方のための たなか税理士事務所
など。

 

よく、「ブログタイトルは、SEOを意識したキーワードを入れた方がいいですか?」という質問をいただきますが、
5:商品販売タイプと、6:地域密着タイプをのぞいて、SEOを意識しなくていいです。
この2つ以外のタイプは、SEO対策のためのキーワードでビジネス色を全面に出すよりも、商品やサービスの世界観や存在価値=コンセプトを表現するブログタイトルでブランディングを目的にするのが、Webメディア戦略全体を考えたときに価値が高くなるからです。

また、「1:タレントタイプと、2:ライフクリエイタータイプのミックスはありですか?」とか、「2:ライフクリエイタータイプと、3:メソッド普及タイプのミックスはありですか?」という質問もいただきますが、もちろんありです!その組み合わせ以外も。その配合もまた、その人らしさとして価値になります。

 

まとめ

いかがでしょう?「ブログタイトルを変える」と一言で言っても、商品のコンセプト、そして価値、今後の広がりの可能性が決まることがわかったのではないでしょうか。ブログタイトルの方向性とは、あなた自身の活躍の方向性そのものです。自分の起業家タイプを見極めて、あなたとあなたの商品・サービスが最も輝ける「タイトル=看板」を手に入れましょう。

 

 

 

 

飯沼暢子
飯沼暢子
世界観プロモーション®主宰。個人起業家や経営者の為の、世界観を影響力に変えるビジネスブランディングプロデューサー。叶えたい未来を実現するあなただけのビジネスのブランドや人が集まる仕組みを一緒に創ります。